ノルマンディー上陸の一シーン
第二次世界大戦ノルマンディーにて
大量の銃声と鎖が鳴り金属同士がぶつかり合う音が戦場に鳴り響く。
「射撃を止めるな!殺されるぞ!」
「ええい。うっとおしい!『~~~』!」
魔女が何かを詠唱すると、彼女の周りに風が集まりまるでシェルターの様な硬さを誇っていた
「化け物め。射撃止め。下手したら、跳ね返って死ぬぞ!艦隊砲撃を要請しろ!いや、あれはもしや」
「ッ!」
海上から大剣を持った兵士が数人魔女に切りかかる。
「こいつらはまさかクイーンの駒。という事は奴が近くにいるというのか。ゴッド・セイヴ・ザ・クイーン!」
海上にて
「報告します!クイーンとモルガンが接敵!戦闘を開始しています。」
「分かりました。万が一に備えてこちらも魔力砲を撃つ準備をします」
ノルマンディーにて
「うっとおしい。」
こいつらの攻撃をモロに喰らえば体が爆散して死ぬ。
くそ、やはり大戦が進むにつれてステッキの魔法が進化している。
恐らくこの魔法は元はゴーレム生成の魔術だろう。
それがどうだ。こんな進化を遂げている。この魔法の魔術式には興味があるが、まずはこいつらを殺さねば
「そこっ!『~』衝寸勁!」
衝撃を与える魔術と八極拳の寸勁を合わせたオリジナルの攻撃だ。
こいつらは硬く、正面から殴り合っても傷一つつかない。
ならば、内側を破壊すればいい!
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「これで、最後!衝寸勁!」
最後のクイーンの駒を破壊する
「はぁ、はぁ、はぁ流石に奴らのように体力は無限にならんから流石に堪える。ん?この魔力と集まり方は....まさか!?」
海上にて
魔力をできるだけ杖に注ぎ込む
「波力砲発射準備完了」
『総員。対ショック体勢!繰り返す!対ショック姿勢!少佐の魔力砲がくるぞ!』
「魔力砲...発射!」
ノルマンディー
魔力の軌道を読み、それが避けられるように空間を操作し撤退する。
「くそっ。次こそは貴様を殺ろしてやる。ゴッド・セイヴ・ザ・クイーン。」
彼女が撤退した直後、海上から蒼白い魔力の塊のもはやビームと言えるほどの魔力が戦場を蹂躙した
海上にて
「ふぅ。奴は殺せなかったが、ドイツ兵は数を減らせたか。」
「報告します。沿岸部に敵兵は確認できません」
「分かった。ならば他の艦にも連絡せよ!これよりネプチューン作戦を実行する。総員上陸準備!」
「はっ」
モルガンめ。次こそは貴様を殺す!
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1944年6月6日我らが連合軍はネプチューン作戦。又の名をノルマンディー上陸作戦を 決行
作戦は成功し、ヨーロッパ北西部への上陸に成功した。
これがノルマンディー上陸作戦においての戦場の様子である。
英国新聞